美しい秋晴れの日、早朝に教会で祈った後、皆で公園散歩、先導はハンナ先生
光に照らされて、黄金色に輝く木の葉が美しいけれど、女子たちはお喋りに夢中のようです。
午後はミラノから南に約20キロ下った、ロンバルディア平原で孤立したように
凛として立っているパヴィア修道院(Certosa Di Pavia)へ足を運びました。
世界5大修道院のひとつとして知られているパヴィア修道院、門の外壁にも
美しいフレスコ画が施されています。
今も、俗世から距離を置き、厳粛な戒律を守り続ける修道士たちが、ハチミツや薬草
ワインやチョコレートなどをつくりながら、自活的な修道生活を送っています。
背筋が伸びるような、荘厳さと静けさが共存する聖堂の内部
前期ルネッサンスのロンバルディア・ゴシック建築を代表する作品として評価が高く
この修道院の建築家もミラノの大聖堂の建築に多く関わっているため、この修道院は
ミラノ大聖堂のイメージとも重なります。
中庭に面して、修道士たちが暮らした、石造りの一軒家が並んでいます。
それぞれが、一人きりになれるようになっていて、気分転換や、祈るために
この回廊を歩いたのだろうなと想像を膨らませました。
ベゴニアの花が咲き誇る中庭もあります。
食堂だったこともあるのでしょうか、古い礼拝堂には「最後の晩餐」が描かれていました。
13世紀に壁に描かれた聖母子像も残っています。
最後にこの場を立ち去る前に、今一度静まり、この場所で修道生活を送った
修道士に想いを馳せました。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。