20020310

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いつもは通過するだけの街
大阪
地図を片手に歩くと、とても大きな街だと気づく
強烈なカオスは、東京のそれとはべつものだ。
高村薫の「黄金を抱いて跳べ」で描かれた大阪は
異様な熱気とねばっこさをもっていた。
あれはなかなか、的確な描写だったのだな。
たしかこんな風にして、小説の主人公は
街を見下ろしていた。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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