雨降りの成田空港、急に気温が上がり生暖かい風が吹いていて、なんだか懐かしい
記憶が蘇ってくる。春のような雨に濡れた滑走路からアリタリア機で一路ミラノへ
12時間のフライトの間、一睡もせずに映画を立て続けに五本観て目が充血
何を観たのかメモしておくと
1,『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』(ローワン・アトキンソンによる007のパロディ笑った。)
2,『カーズ』(ピクサーによるアニメ映画、子供向け用のようで自省するアメリカを感じ深い。)
3.『アメリカン・ビューティー』(娘の同級生に恋する中年男性をケヴィン・スペイシーが演じている。十二年ぶりに観たけれど、以前より面白さが解る。だって主役の設定の男と今は同い年だから。)
4.『指輪をはめたい』(山田孝之主演の邦画、キャスティングが魅力的で好きなテイスト)
5.『野性の証明』(自分が10歳の時くらいに観てトラウマになった角川映画)
これだけ立て続けに見ると、フライトの疲れなのか、映画疲れなのかが解らなくなります。
飛行機がミラノ・マルペンサ空港に到着すると、結構雪が積もっていました。
ミラノをしばらく留守にして、再び戻ると、この場所特有の「におい」があるのがわかる。
多分イタリアの洗剤や床ワックスのものなのだろうと思うけど、好きな香りだ。
が、しかし、入国審査長蛇の列にややげんなり 、ここからはすでに人種のサラダボウルで
我先にと人を割り込んだりする人々を見たりすると、もはやここが日本ではないことを実感
タフでなければ生きていはいけない、対決の国に戻ってきたのだ。
三週間ぶりに自宅に戻り、犬のムスメと再会、そのつぶらな瞳に、旅の疲れが癒される。
その夜はピッタリと添い寝して来た犬のムスメ、ごめんよ、寂しくさせていたんだね。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。