エドワード・ズウィック監督の[ SIEGE
](邦題:マーシャル・ロー)をDVDで観る。
昨年公開されたこの映画は、ニューヨークで頻発する自爆テロがモチーフとなっていた。
](邦題:マーシャル・ロー)をDVDで観る。
昨年公開されたこの映画は、ニューヨークで頻発する自爆テロがモチーフとなっていた。
犯行声明も要求も不明のまま、アメリカ大統領は軍隊による戒厳令を布告。
デンゼル・ワシントン扮するFBIテロ対策本部長、
アネット・ベニング扮するCIA工作員
ブルース・ウィリス扮するアメリカ陸軍の将軍
これら三つの権力が鬩ぎ合う中で、ブルックリンが陸軍によって厳戒・閉鎖、
13歳以上の全てのアラブ系の男たちが収容所に連行され取り調べを受ける。
テロのネットワークを聞き出すために一人のイスラム教徒に
拷問を加えようとするブルース・ウィリスに対し
デンゼル・ワシントンが放つ言葉が印象深かった。
「大勢の命を救うという名目で、一人の命を奪えるのか?
では6人の命を奪うのはどうだ?何人までならOKか?
われわれは命をかけて、拷問のない自由で民主的な社会を築いてきた。
こんなことをすれば、われわれはテロリストと同じになってしまう。
こうやって彼ら(テロリスト)は私達を負かすのだ。
彼らは既に、私たちに勝利している。」
They’ve
already won
映画を見終えても、そのセリフだけが
頭から離れなかった。