2000/06/30 湿度をふくんだ夕刻。 ほんの一瞬の色彩。 売りに出していたチェンバロが良い人の手に渡った。 三年前、その楽器はやってきて素敵な音を奏でていた。 今朝まであったのに今日仕事から帰ると業者さんの手で搬出されていた。 「無事、我が家に届きました。」と 新しいオーナーさんから電話をもらう。 ぽっかりと空間が出来た部屋にチェンバロの繊細な残響だけが 小さな粒になって漂っていた。 投稿者:uchimura_it|Comments (0) コメントしてください コメントをキャンセル メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目ですコメント 名前 * メール * サイト