今回の帰国の目的はズバリ「休息」です。
2003年からイタリアで宣教を開始し、突っ走ってきたらいつの間にか2010年
旧約聖書でいうところの七日目の年”sabbaticus” (安息年)に入ったことで
ミラノの教会から今年の3月には一カ月パリで奉仕と充電の時を頂いたのです。
フランスでの一ヶ月間は、外側からミラノや欧州の事を考えたり、これまでの
7年を振り返ったり、これからの7年について考える大切な時間となりました。
そして今回さらに「それでは休み方が足りてないので、ただ休んで下さい。
日曜日の説教奉仕などもしないでください。」という、完全休暇を頂きました。
本当に有難いことです。しかし、休めと言われてもどう休んでよいのか解りません。
というのは嘘で、毎日TSUTAYAに通ったり、夜更かししたりしています。
それにしても、日本の映画は豊作ですね。
良い原作、良い役者、良い監督による、良い映画がたくさん出来ています。
邦画バブルとかいう人もいるけれど、僕は文化として成熟してきているのだと思います。
今回の帰国で、まず手に取ったDVDは伊坂幸太郎原作、加瀬亮主演の「重力ピエロ」
いやー、ズバリ僕にとっての「ツボ」でした。
伊坂幸太郎の小説は舞台が「仙台」であることが圧倒的に多いですが
この映画もオール仙台ロケで、「第1回仙台シネマ認定作品」なのだそうです。
この映画をみて、我が心の故郷、宮城県に久しぶりに里帰りしてみたくなりました。
そして、空中ブランコを飛ぶピエロが、一瞬重力から解き放たれるように、この休暇を
過ごしたいなと思いました。
「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~(C)水野晴郎
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。