20000215

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職場で、「新保険のお知らせ」という事業団からの告知があった。
その名も「訴訟費用保険」。
大手損保会社共同開発の新商品なのだ。
概要は、職務追行に関連した個人に対して訴訟が発生した場合
民事訴訟に関わる費用(弁護士費用・敗訴の場合の賠償金)を
保険会社が支払うという画期的(?)な内容。
やれやれ、こんな保険が売られるようになっちまったのか。
その背景は、昨今の新聞ネタに目を通していれば容易に想像できる。
真っ先に5年前の大島の事例が思い出された。
全寮制だった、水産科の生徒間で先輩が後輩に対して、防波堤からのダイブを
「新入生恒例行事だから」と強要し、結果的に3名の高校生が波に飲まれて
命を落とすという事件があった。
当時、僕は神津島にいてこの事件は衝撃だった。
そのあと、遺族はその寮の舎監を経験した教員すべてに訴訟を起こしたのだ。
僕も、その高校に赴任していれば「生徒間にはびこっていた悪習を放置した。」
という訴えの元に被告になっていたのだろう。
この裁判において教育委員会からの後ろ盾は無かったと記憶している。
その他、個人に対して起きた訴訟の事例を思い出していたらキリが無い。
保険料(掛け金)は、月1.000円だそうだ。
ちなみに医師は月5.660円だそうです。
入っおくのが得策なんだろうか?
でも「入っていて良かった」なんて思うときが来るのもいやだな-。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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