今日も鉛色の空に覆われていたのですが、雨が降っておらず散歩に行くことができました。
ハンナは森の中で木々の香りを嗅いでいるのですが、きっと春の準備具合が土の中では
進んでいることを確かめているのでしょう。
僕は自分を叱ったり管理したりする上司がいない自由業(?)なので、時間の管理だけでなく
自分のメンタルヘルスを客観的に問診したりしする、セルフマネージメントが必要不可欠です。
この季節は、やはり傾向として冬季うつ病(季節性うつ病)の傾向が出ております。
春になれば治ってしまう、そんなに深刻ではないものなのですが、僕が感じる
代表的な症状として
* やや自己否定的(ネガティブ)な思考に傾きがちになる
* 仕事に対するモチベーションの低下を感じることがある。
* 睡眠時間が長くなっているにもかかわらず日中も眠気に襲われることがある。
* 一人でいたいという時間が増え、外出が億劫に感じる。
* 集中力が低下する。机の上などが散らかりがち。(だらだらネットサーフィンしたりする。)
* 食事が炭水化物や甘いものを求め、体重も何kgか増える
このうち、4つぐらいが該当すれば、季節性うつ病の傾向があると言えます。
日本でも北海道や日本海側の人などには多くみられるそうで(本人は鬱と自覚していない。)
欧州ではやはり緯度が高くなるほどその傾向が増します。(ミラノは北海道の緯度と同じ。)
英国では、国民人口の1割程度(500万人)くらいが冬季うつ病にかかると言われています。
参考文献( ノーマン・E. ローゼンタール 著[季節性うつ病 ])
僕の経験的からいえば、一番効果的な対処法は「昼間の散歩」、そして光を少しでも
多く感じることです。
今日も散歩しながら、雲の隙間に現れる「光の射す方」を眺めていました。
(昼間なのに夕方みたいな光ではありましたが)春を待ちながら、
冬にしか見ることができない景色の美しさを感じたいと願います。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。
英国では実によく季節性鬱病の話を聞きました。
基準はこのうち四つですか・・・。
微妙です。。 三つまで該当するのですが(笑)
雪国では冬季に自殺者が増えると聞いたことがあります。
雪が降ることで、お外に出る機会が減って、上記の鬱状態が深刻化するのかもしれませんね。
どうしようかしら、、、。我が家は主人を除いて皆季節性鬱ですね。
Sは思春期も重なって、何のために生きてるのか?
とグチグチ毎日ぼやくかと思えば箸が転ぶようなくだらない事で
馬鹿笑いしたり、、。これも太陽がないからだと思います。
しかし、その分太陽がどれほど大切なものか分かるのです。
関西生まれで関西育ちの私には雪なんて、太陽がないなんて想像もできませんでした。そして太陽が与えられている事に感謝もしませんでした。感謝できる事って素晴らしいことなんですよね。
冬が長い程春がを迎える喜びが大きいですね。
>馨子
英国では、照射治療が進んでいますよね。
三つまでならオッケーでしょう。僕は殆どすべて当てはまります。
>michelle
長野県でもその傾向があるでしょうかね。
北欧も自殺が冬季は増えるそうです。
>Y.I
欧州に来てから、クラシックなどで春を喜ぶ曲が
多い理由が解ったような気がします。
ビバルディの四季の中でも、「春」は格別ですよね。