20000111

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今日は始業式
3学期の始まり。
明け方に夢を見る。
「始業式だというのにI先生が休みなので、I先生が受け持つ教室の床を、皆で清掃しよう。」
と、学年主任のM先生が提案する。「やれやれ冗談じゃない」心の中で僕はそう呟く。
そんな夢。
新学期は、久しぶりに生徒と会えることが嬉しくもあるのだが、
教室に向かうときは少し緊張する。
ブランクをおくと、自分の仕事がとても「非日常的」なことを、
「日常的」に行っているように思えてしまうのだ。
売れない話し家が、楽屋から観衆の前に向かうような心境だ。
「はい、おはよう。出席を取ります」なんていう日常の第一声が、
なにかのまねごとのように思えてしまう。
自分は、なんでこんなロール・プレイングに参加しているのだろう。
なんて可笑しくなるときもある。
だけど、彼らの顔を見るとホッとする。
一緒に、この日常を分かち合いましょう。
Y子から職員室に電話が入る。
「男に殴られて、今日は顔の腫れが引かないから始業式は休む」とのこと
僕よりも結構ハードな日常を生きぬいているみたい。
無理しなくて良いので、お大事に。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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