警察からの呼び出し

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クエストゥーラ(Questura)と呼ばれる、移民局を兼ねた警察署から召喚状が届いていた。
昨年の冬に申請していた滞在許可証の更新業務が進んでいるらしく、今回は写真の提出
指紋の採取といった事務的(?)なものだった。
僕は宗教ビザという、ちょっと変わったビザでイタリア滞在が許可されていて、滞在許可証の
更新は今のところ二年おきということになっている。
昨年の冬に期限が切れて、滞在申請をしてから10カ月以上たってから、ワンステップ
進んだことになるのだが、こんなペースで進める外国人管理にどういう意味があるのかな?
多くの留学生は1年ごとに滞在許可証を更新するのだけれど、申請から一年後に発行された
滞在許可証は、もうあと数日で有効期間切れ、あるいは既に切れていて再び再申請
なんて事も少なくないのです。そして、そこに費やされる労力は心身ともに膨大
イタリアで滞在許可を申請した人なら、誰でも「クエストゥーラ」という響きに憂鬱を覚える
のではないでしょうか?あの場所の負のオーラは、なかなか言葉で表現しきれません。
その国の「警察行政力」という圧倒的なパワーで「お前らのような外国人は、本当は
この国にいてはいけないんだよ。」というメッセージを言外に受け取り続けている気がします。
「国境なんていらない!」とイマジンを謳うまでは行かないけれど、もう少しだけ
ボーダーラインが緩やかな世界になってもいいように思います。
10年前の今日
banner_01.jpg←今日もそこにいてくださってありがとう。

投稿者:uchimura_it|Comments (4)

コメント

  1. HiRo より:

    アメリカだとUSCIS(US citizenship and immigration servises)ですね。提出した書類を向こうで紛失しまくって、何度も再提出の通知が来る悪名高い組織です(笑)
    まだかまだかと毎日ポストをチェックしてた頃が懐かしい。

  2. 馨子 より:

    滞在許可証、英国でも憂鬱でしたが
    そちらははるかに上回って、こんなに酷いのですね。
    二年に一度のものが、十か月経ってからとは・・・。
    そのお気持ちよーくわかります。
    ほんとに、平常心が求められる時ですよね。
    でも、その期間、パスポートは預けなくてよいのですか??
     

  3. Rumiko より:

    思い出します。クエトゥーラでの待遇は忘れられないです。イタリア人の友人に状況を説明したら
    ありえない。問題を起こしていないのに。。なぜ?
    国際結婚
    していても。。外国人犯罪者のような取り調べ扱いで豚小屋でした。から記憶から消したいです。

  4. uttie より:

    >HiRo
    担当者が、提出書類を紛失するという話し
    どこの国でもよく聞きます。労働の質が低すぎ!
    >馨子
    パスポートは預けなくていいんですよ。
    英国の人たちも、いろんな苦労話がありますよね。
    >Rumiko
    国際結婚でも、大変なのですね。
    アメリカではグリーンカードがあるから
    安心ですね。

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