クリスマスを前に、アドベント二週目の日曜日でした。
クリスマスということばの意味は、ラテン語「クリストゥス・ミサ」
Christ(キリスト)+mas(礼拝)が語源です。
XmasはX(ギリシャ語で「Xristos」の頭文字)+mas(礼拝)
イタリアではNatale(ナターレ)と言います。
これは直訳すれば「降誕」という意味
アドベント (Advent) とはイエス・キリストの降誕の意味を
深く心に想う期間の事
ヨーロッパでは11月30日に最も近い日曜日から
クリスマスイブまでの約四週間の期間をさします。
この季節がクリスマスとなったのは、もっとも日が短く
人々が光を求める季節だからです。
もともとは、太陽のための日だった。
「光の射す方へ」と唄ったのはMr.Childrenの桜井和寿
彼は、あんな率直な歌詞を、何にインスパイアされて書いたのだろう。
あの曲が収められたアルバム”DISCOVERY”を聴くと、いつも考える。
今日の礼拝で講壇から開いた聖書はマタイ11:29節
「わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたも
わたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。」
興味深いことに、たった一度だけ、キリストは明確に
聖書の中で、自分の性格について語っている。
「わたしは心優しく、へりくだっている。」
彼の誕生は、古く旧約聖書から詳細に預言されていたが
当時のイスラエリー達の予想とはイメージがかけ離れていた。
スーパースターのように登場しなかった。
多くの人々にとって、期待はずれだった。
赤ん坊という人間の一番無力な姿で、しかも当時の
被差別地域ともいえるナザレで大工の息子として生まれた。
宣教師になってから、人々からよく言われることがある。
「水が葡萄酒になったとか、水の上を歩いたとか、
死人が蘇ったとか、奇蹟のことが書かれていなければ、
聖書は受け入れやすい。」
その気持ちはよくわかる。
でもそれなら「神が人になった」ということは、
もっと考えられないことではないだろうか。
僕は陶芸で食器を造ったりすることが好きだった。
土をこねて形をつくり、火にいれて釉薬を塗り、美しい色をだす。
様々な陶芸作品を造ることが出来たが、
僕には出来ないことがあった。
それは、自分自身が陶芸作品となること。
コーヒーカップは作れたが、コーヒーカップにはなれなかった。
彼は全てをつくったが、自分がつくったものの中で
最も愛して、そしてやっかいな「人間」となった。
最もやっかいで、面倒なのに
もっとも愛していたから
これがイタリア語のNatale(ナターレ)「降誕」
という言葉が表す意味だ。
キリストは生々しい人間世界を、人々と一緒に
傷を負いながら歩いた。ローマ支配の闇が深い時代だった。
今僕も、闇が深く感じる時代を歩いている。
それでも光を信じて、光の射す方へ歩いている。
「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」
ヨハネの福音書の1章5節
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ライブで歌っている私には、二曲だけクリスマスソングのレパートリーがありますが、そのうち一曲はスペインの民謡です。ベツレヘムの町は人でごった返し、夫婦は貧乏なので宿屋に泊まれなかった・・・というようなトークをするのですが、キリスト教徒というわけでもない私にとって「クリスマス」の魅力はこの「スーパースターのように登場しなかった。」部分です。
水戸伝道所は昨日はアガペ-つくばチャペルと合同礼拝でした。月一回はつくばチャペルと合同礼拝です。
アドベントに入り忙しさに心を奪われそうですがイエス様の光をしっかりと見てつかんでその光に進んでいきたです。
今朝、ちょうど
NativityStoryをみてきました。
マリアとヨセフが、
神が人となるっていうとんでもない奇跡を
実現させるための神さまの器として
どんな風に、苦悩し、信じ、
土の器として、練られていったのかが
描かれていて、とっても素敵でした。
イエスが故郷ナザレで、
「マリアの子じゃないか」って言われて、
受け入れられなかったということが、
より現実的で、深い意味をもって
イメージできる・・・そんなことも感じました。
昨日は、日本人のこどもたちとそのご両親に
水溜りに向かおうとする蟻さんたちを
助けようと思ったら、
大声で叫ぶよりも、割り箸で動きをコントロールするよりも・・・蟻さんになって、
蟻さんにわかるように、救いを示すしかないよねっていう話をしました。
人間が蟻になるより、
神が人となることのほうが、
もっと「アリエナイ」ですけどね。
アドベント・・・
常夏のシンガポールにも来ています。
シャーロム。
日本ではクリスマスは休みではなかったけれど、シドニーはしっかり休みでうれしいです。世界中がイエスは主ですと告白するその日のために、頑張りましょう。^^
>つぅーじー
スペインの民謡ですか?
聴いてみたいですね。
僕の好きなクリスマスの曲にも
カタローニャの民謡「鳥の歌」があります。
>玉ころがし
この時期を「繁忙期」として迎えたくないですよね。わたしもしっかりと「光」を心にお迎えしたいと思います。
>M
NativityStoryは日本で公開予定はないのかな。イタリアで撮影されたんですよね。
観たいなー
>ダビデ
シドニーのようすがいつも
細かくわかって嬉しいです。
クリスマスの様子も楽しみにしています。