バルセロナのパセオ・デ・グラシア通りにあるカサ・ミラ(Casa Mila)へ
1905年から1907年にかけてRoger Segimon de Milaの
依頼でガウディが設計した集合住宅です。
カサ・ミラは直線部分をまったくもたない建造物になっていてますが
設計当時はバルセロナ市民からはものすごく評判が悪かったようです。
現在内部はガウディ建築の功績を讃える博物館になっていて
この集合住宅自体が世界文化遺産に指定されている。
しかし設計当時は、「なんて醜悪なものつくったの!」と
クライアントの奥さんから訴訟を起こされたり
市民からは「石切場」「海に沈んでいるような建物」と
揶揄されたりしたこともありガウディは、この建築における
ギャラは自分では受け取らず、全額教会に捧げたそうです。
カサ・ミラは今も何世帯か一般の人が入居しています。
マンションだから当然ですね。
でも、設計当時はだれも入居希望者はいなくて
「3世代家賃は値上げしません」という条件で入居者を集ったそうです。
ですので、今入居している人々はその3世代目にあたる人々で
いまだに当時の家賃、すなわち現代においては月数千円の家賃で暮らしているのだとか
屋上には彼が作ったオブジェが展示されているのですが
宮崎駿のキャラクターを連想してしまうのは僕だけでしょうか?
六年前の今日
←いつもクリックしてくれるあなたに感謝!
PICASONIC Blog も更新しました。
こんにちは!
ガウディーは凄い!!っと言いたい所なんですが、実はあまりに自然で当たり前の建物に思えてしまいます。今の直線だけで囲まれた建物の中にいるよりも・・・。ただ曲線であれば良いのではなく、自然との調和本質をとらえてないととんでもないことになっちゃいますけど。深く頷くって感じです。
>RAMI
ガウディ自身も、奇をてらったつもりはなかったんでしょうねー。彼は自然に隠されている調和や秩序を見いだしていたところがすごいところなのでしょうね。