高校生の頃から、新宿という街をどこかで嫌悪しなながらも、愛おしく感じている。
十七歳だった尾崎豊が「愛の消えた街さ 昔からそうなのだろうか」と歌った街だ。
彼が「誰もが不幸になるかもしれない自分を守り自分の愛を
向けることもバカらしくて出来ないまぬけな人ごみ」と歌った雑踏の中で
突如として「それでも世界は愛に満ちているよ。」と叫びたくなる。
新宿ピカデリーで「最愛の大地」という映画を観た。
原題は IN THE LAND OF BLOOD AND HONEY だ。
そのまま「血と蜜が滴る大地で」と訳せば、映画の内容を的確に表しているのに
「最愛の大地」という、よくわからない抽象的な邦題になっているのが残念
アンジェリーナ・ジョリーの初監督作で、ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争で敵同士となって
しまった恋人たちの姿を描いた人間ドラマで、脚本も彼女の手によるものだ。
今まで観てきた、どんな戦争映画や紛争ものとも異なっていて、もし平和のバランスが
失われた土地で「女性」として生きることがどういうことか解りますか?と問われて息が
苦しくなってしまう映画だった。
「いや、あなたは知識としてはわかっているだろうけれど、身体感覚では理解しいないのよ。」
と、アンジェリーナ・ジョリーのクラスルームを受講させられた感じだった。
単に紛争の悲惨さと啓蒙になるだけではなく、映画の重要な軸に「油絵の制作」や
「美術館」というファクターがあり、自然光の映像は戦場でさえ不思議と美しかった。
だから、ただ観ていて辛いということではなく、両目をあけて、しっかりと心に刻まなければ
いけない世界がそこにあり、とても力強い、見るべき作品でした。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。
おはようございます!いつもブログ更新の度に、楽しく拝見しています。
新宿・新大久保にある教会に通う、クリスチャン歴6年の0087yamaと申します(^O^)
しばらく東京にお戻りになられていると伺いました!
よい休息と交わりの時間を持たれたことと思います。
私の通う教会も、韓国人の牧師先生が開拓された教会で、メッセージの力強さもさることながら、
いつも賑やかな交わりと、美味しい食事が自慢の教会です(*゚▽゚*)
昨日、先生と大変よく似てる方を、新大久保駅前でお見かけしましたが、
もしかしていらしてましたでしょうか?
人違いでしたらすみませんm(_ _)m
>0087yamaさん
はじめまして、コメントありがとうございます!
まさにその夜、新大久保におりましたよ。
友人たちと、韓国料理屋さんで夕食をしたのです。
不思議なご縁ですね。
これからもよろしくお願いします。