一泊二日で入院し、夜間の睡眠を測定するための終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を
受けました。人口呼吸器とともに、体の至ることろにセンサーを取り付けます。
これによって、睡眠時における脳波、呼吸、脚の運動、あごの運動、眼球運動
(レム睡眠とノンレム睡眠)、心電図、酸素飽和度、胸壁の運動、腹壁の運動などを記録します。
ここ数年間、慢性定期な疲労感や、仕事における集中力の減退を感じていました。
はじめは「単にもう若くないせいだ。」「仕事の量が多すぎるのではないか。」と思っていました。
睡眠をとったつもりでいても、夜中に喉の渇きや尿意などで起きることが増えてきたこと、
昼食後や、時に運転中に耐えがたい眠気に襲われることなども自覚していましたので、
私のメンタルコーチに相談したところ、おそらく睡眠時無呼吸症候群ではないかということで、
前回の帰国時の2013年の4月25日に、睡眠時無呼吸症候群診断の専門医から受診しました。
問診の結果、専用の医療器具を装着して、二晩にわたる精密検査を受けた結果
「重症の睡眠時無呼吸症候群」という診断結果でした。
「無呼吸(10秒以上持続する無呼吸状態を1回とカウント)が1時間あたり45.3回あるという
ことで、睡眠時に酸素マスクを装着することが必要な状態とのことで今回の帰国した日の夜
(7月2日)からCPAPと呼ばれる人工呼吸器をつけて眠るようになりました。
その結果、睡眠が改善され、朝の目覚めも爽やかになりました。
自分でも知らなかった病を気づかされ、そのことが休息を取る必要のサインとなりました。
今回、このように精密な検査が受けられ、徹底的に治療に専念できること
そして眠りが回復していることで、眠りもまた神様からのプレゼントだと感じています。
10年前、宣教師として日本からイタリアへ向かった私にはひとつの聖書の言葉が
与えられていました。旧約聖書の詩篇127篇にある、次のソロモンの言葉です。
都上りの歌。ソロモンによる
主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。
あなたがたが早く起きるのも、おそく休むのも、辛苦の糧を食べるのも、それはむなしい。主はその愛する者には、眠っている間に、このように備えてくださる。
そう、僕が眠っているあいだに神様は僕に必要なものをいつも備えてくださっていた。
そして、僕の弱さのうちに働いてくださっていた。
まずは眠りから、ゆっくりと自分を回復させていこう。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。