多摩川の源流をのぼり、奥多摩湖畔から丹波へ。
柳沢峠を越えて、勝沼に出る。
ワイナリーのある、葡萄の丘から甲州の盆地をパノラマで眺める。
とても不思議な地形で南仏に似ている。
なだらかな斜面は、一日中陽を受け、葡萄を育てるのに適している。
丘からは、勝沼ぶどう郷の駅が見える。
昨年の冬、大雪で帰れなくなりあの駅に車を放り出したのだ。
その日の夜は新宿で、婚約した姉と、相手方のご家族との大切な会食の日で
遅刻するわけにはいかず、気が気じゃなく「特急かいじ」に乗りこんだったんだ。
結局遅刻したんだけれど。
勝沼は、東京通勤圏として宅地開発を進めている。
格安な物件が豊富だ。
だけどなー、無理だろ通勤。
やだよ、そんなマイホーム・ドリーム。
だけど、勝沼はとても素敵な町だ。いつか、住んでみたい気もする。
今日の宿は、かつては栄えた一大保養地。石和温泉。
平安朝風な高層ホテルには、ロビーに錦鯉の池がある。
なんか無意味に絢爛で、寂しげにデカダンス。
夕食後、ロビーで台湾の舞踏があると言うので観に行くと、
それは出稼ぎ台湾女性パブの宣伝でした。
とほほ。