ヨシュア―自由と解放をもたらすひと

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最近読んだなかで、最も大きく心動かされた本 「ヨシュア―自由と解放をもたらすひと」
著者のガーゾーン,ジョーゼフ・Fは1944年カルメル修道会に入り、12年間修行をし
1955年から司祭を経験、退職後この本を執筆している。
私はよく「宗教」という言葉について考えます。
自分自身が、イタリアにおいて「宗教ビザ」を取得し、IDカードにも「宗教者」と
記されているので、当然といえば当然かも知れません。
でも人々が、「宗教」ということばについて語るとき
何をイメージするのか、ということを考えさせられた本でした。
この本の中で、素朴で愛深い木彫家の青年ヨシュアは
ごく普通に、人々を愛し、「人は真の意味で自由になるべきだ」という発言が
宗教指導者達が猜疑心を募らせていきます。
本の帯には「誰が私を私にしてくれるのだろう…。
現代アメリカに生きる一人の青年の姿を通して、真の自由と自立とは何かを問いかける。」
とありましたが、まさに本の内容を端的に表現しています。
宗教界が内包する矛盾や欺瞞を鋭く指摘し、真の自由とは何かを問うこの作品
ひとりでも多くの人に読んで欲しいと思いました。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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