病院で死ぬということ – ギリシャ館






(*全ての写真はクリックで拡大)
今回ベネチア・ビエンナーレを見て回ってから実は結構時が経っているわけだけれど
後になってジワリジワリと効いてきた(?)のがギリシア館でした。
今年はギリシア館全体で、仮想の病院のように仕立ててありました。
パヴィリオンの中には白い角材がクロスするように組み合わされた立体が設置されているのだが
覗き穴のような小窓があって覗いてみると、真っ白の空間に、土色の肌をしたが様々な配置で置かれている。
その人形はどうやら病院の廊下で立ち話をしている人々だ。
長期入院や病院介護などを体験した人ならわかると思うけれど、
この殺風景すぎるほどにシンプルな空間で交わされる言葉や、
人間模様こそが、入院患者にとっての全世界
そんなことを、疑似体験的に考えさせられる
いまだに気になっている作品です。
日本では8割近い人々が、病院で死ぬそうです。
10年以上前に観た映画、市川順監督の「病院で死ぬということ」
をふいに想い出しました。
*3週間ぶりに LIFE を更新しました。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. mina より:

    こんにちわ。はじめまして。minaと申します。スガシカオさんのことで検索をしていて、こちらを拝見することになりました。内村さんのプログには、私の気になるものがいっぱいなので、ちょっとづつ読ませていただこうと思っています。読んだときは、コメント残すようにします。よろしく、お願いします。

  2. uttie より:

    >mina
    はじめまして。
    スガさんを検索してたどり着いて下さるとは!
    すごい縁ですね。彼は本当に好きな音楽家です。これからもどうぞよろしく!

コメントしてください

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です