生まれてはじめて、川崎市にある岡本太郎美術館へ足を運んだ。
美術を学び志しつつも、あえて、そんなに心惹かれなかった岡本太郎
だから、これまではスルーしていたのだ。
でも、こうして作品群を前にすると、その生涯貫かれていた制作への情熱が伝わってきた。
残した言葉も興味深くて、表現者はどんなジャンルであれ、言葉を大切にするべきだと思った。
美術館で企画されていた「Hibino on side off side 日比野克彦」展も、とても良かった。
日比野克彦さんといえば、十代の頃から、美術少年の僕にとってはスターとも言える
大先輩なのだが、バブル期からは広告的な仕事が多く、ポピュラリティーに埋没している
ように思えてしまって、次第に関心が薄らいでしまったように思う。
でも、僕のそんな狭い解釈とはよそに、日比野氏が制作の現場で、変わらず
表現の現場で戦っていたのだなーと感じさせてくれる展示でした。
絵かきが絵筆と支持体を前にワクワクするときの感覚が蘇ってくるようで
良い刺激を与えてもらうことができました。
ところで、この日は猛暑
駐車場と川崎市岡本太郎美術館は結構離れていて
生田緑地の山道を上り下りすることで、ちょっと熱中症になりかけました。
うらら。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。