午前中、関東中央病院へ行く。
大病院の待合室はとても憂鬱
検査結果を聞くだけなのに一時間以上も待たされる。
その間、岡崎京子の「リバーズ・エッジ」を読んだ。
発表されてから間もなく10年という時を経ようとしている作品。
静かに今も、捕らえがたい闇をスキャンしている。
「平坦な戦場で僕らが生き延びること。」
あとがきに変えたノートには、そう締めくくられている。
夜に敬愛する師をを訪ね、時の流れをかみ締める。
彼の師は、パウエル国務長官を鍛え上げた軍人だったという。
「自分は軍人ではないのに、そのように戦ってしまった。だから
こうして体を損なった。健康にだけは気をつけなさい。」
当を得ており、そして愛情満ちた警告だと思った。
夜には賛美歌を聴いた。
Amazing grace,how sweet the sound
That saved a wretch like me
I once was lost but now am found
Was blind but now I see