かつて高校生活を送り、教員としては最後の勤務校となった都立芸術高校、2012年
3月で閉校となったことを聞いていたので、思い出の詰まった校舎を観に行きました。
校門にあった、学校名の文字も校章も取り外されていました。
入学式の日、誰もが嬉しくて、この校門の前で写真を撮ったものです。
学校敷地内は今は立ち入り禁止区域「中に入った場合警察に通報します。」
という警告文に、人情味を欠いた役所的立場を垣間見ます。諸行無常ですね。
あんなに大好きだった学校の名前が、誇らしげに彫られていた正門のレリーフは
何処へ行ったのかな。捨てられてしまったのだろうか。まるで、過ぎ去った時が
無理やり消し去れているような、哀しみを感じ、感傷的な気持ちになりました。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。