ミラノから四時間ほど車を走らせて、夕刻にフィレンツェに着いた。
フィレンツェらしい路地裏を歩いていると、すでに大聖堂のクーポラが顔を覗かせている。
ベッキオ橋まで歩いて、アルノ川に沈む夕日を見る。
こうして、いつまでも時を止めているような町
フィレンツェはビステッカ・アッラ・フィオレンティーナと呼ばれるTボーンステーキが名物
生後12ヶ月以下のキアーナ牛が赤みを残したまま炭火で焼かれ、塩を胡椒だけで頂く
シンプルな料理だけれど、この町でしか出せない味があるのが不思議です。
今回のフィレンツェ訪問の目的は、この夜にバルジェロ美術館で開催された
ピアノソロの野外コンサートを聴くこと
演奏者は都立芸術高校の後輩、横山緑さん、情熱的で美しい演奏でした。
素敵な夜をありがとう。
帰り道、静まりかえった深夜の広場に、大聖堂が佇んでいました。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。