ミラノへ戻る前に、アオスタの街を訪れました。
まずは、大聖堂へ足を運び、壮麗な装飾が施されたファサードを見上げました。
会堂の内部にも、時を経たフレスコ画が天井や壁に描かれています。
アオスタは紀元前二十五年にローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスが造った町で
「アルプスのローマ」と呼ばれるほどローマ時代の遺跡が多く残されています。
市庁舎からアウグスト門の方向に延びる商店街(プレトリアーネ通り)は
人々の暮らしを見続けてきた歴史を感じます。
ローマ劇場の遺跡、いつの時代、どの町にも、人々を夢中にさせた舞台があるものです。
アウグスト門、アオスタ建設と同時に造られたもので、その名の通り皇帝アウグストゥスに
捧げられた凱旋門を背にして、この町を後にし、帰路に着きました。
10年前の今日
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