みみがさわる
しんくうのうちゅうのささやき
めがさわる
きらめくひかりのすばやいつぶつぶ
てがさわる
きみとぼくをむすぶみえないちから
こころがさわる
あたらしくてふるいものがたりに
くりかえしひそむゆめ
谷川 俊太郎 / 詩
引っ越し以来、休みの日ごとに部屋の整理をしていたのだけれど
今日は、自分のPCの中の本棚、すなわちブックマークの整理をした。
とにかく肥大化していたのだ。
すでにWWWサーバー上にないページや更新がとまって廃屋のようになった
ページの多さに驚く。
その中から、依然自分に向けて光りを放ってくれるページを見つけだし
自分のWEBページからリンク出来るように試みる。
だけどリンクのカテゴライズって結構悩んでしまう。
検索サイト的なコンテンツの分類方法って、イマイチぴんと来ないんだよな。
自分のWEBページにさえアクセスできれば自分にとって必要なWEBページが
全て整理されているようなリンク集にしたい。
そうすれば、世界中どこのインターネットカフェからでも
自分の好きなページを散歩できるからね。
近頃教育界では情報化の波に警笛をならすかのごとく
「インターネットは子供達から現実体験を奪う」なんていう声がすっかり市民権を得ている。
80年代からのファミコンバッシングと同じ構図。
でも違うだろ。
これからの僕たちは土地の呪縛から解放されて自由にどこにでも行く。
バーチャルな意味ではなくて本当に肉体の移動のことね。
そんな時代にインターネットの支援はでかいと思うんだけどな。
WWWの世界は、どこからアクセスしても変わらない。
そんな安心感を旅人や寄留者に与えてくれる。
光りと影があるのは、現実世界もWWWの世界も同じだろう。
どちらの世界でも身につけるべき知恵は、「どう歩くか」だけだろう。