台風一過。
いつまでも夏のような空だ。
半袖のシャツをなかなかしまえない。
はやくタートルネックのカットソーとか着たいのに。
今日も家で過ごす。
仕上げるべき論文の事とか、頭で考えながらもまだキーボードは打たない。
そんなやるべき事があるときほど、ネット上の他人の日記なんて読んでしまう。
何人かお気に入りの日記がある。
継続性を持って読むと、その人の日常の展開がいつのまにか気になってしまう。
文章の魅力的な人も多い。
純粋に日記として面白いものと、読み物として、すなわち私小説として面白い日記もある。
日記は、公開を前提とした時点で純粋な個人の記録ではなくなる。
「よごれちまった悲しみに」中原中也は現代に生きていたら、
ネットで毎日手記を更新していたかも知れない。