シンドラーのリストは18年前の公開当時、僕は美大生で、周囲で話題になったのに
敢えて観に行かなかった。
(同時代に、同じ監督によって制作されたジュラシック・パーク は観に行った。)
だから、なんだか未履修の単位のように、この映画は僕の宿題だった。
ずっと手元にもったまま開封することのなかったDVDを意を決して開封し、
三時間を超える大作と向き合った。
白黒の画面を通して歴史の目撃者にされるような感覚を覚えつつも、単に
「昔、こんなひどいことが、あったのだ。」という感想を超えて、聖書に記された
イスラエルの民の歴史と、彼らに対する約束や預言と重ねながら、鑑賞した。
今も、映画の感想を咀嚼しているが、自分にとっては、やはり観る準備に
時が必要だったと思わされました。
10年前の今日